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ヘッドライン |2014.02.28

J2リーグ 開幕直前!湘南ベルマーレ 坂本氏と田村氏に聞く

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0228 2面写真2人
 J2リーグ2014シーズンがいよいよ3月2日、開幕する。本紙今週号では開幕直前号として、湘南ベルマーレの元選手であり現在はフロントで活躍中の2氏、営業本部長の坂本紘司さん(35)とテクニカルディレクターの田村雄三さん(31)に対して行ったインタビューを掲載。選手とフロント。2つの立場から見た「ベルマーレ」を聞いた。(今週号4・5面のベルマーレ特集では監督と5選手の意気込みなどを紹介。サイン入りの色紙プレゼント、チケットプレゼントもあります)
――まずは現在、クラブとどう関わっているのか、教えてください。
坂本 選手を辞めて1年と少し経った昨年からフロントに入り、営業の仕事を勉強しながらサッカースクールをやらせて頂いていましたが、今年からは営業部一本ということで、営業面からクラブに貢献できるように頑張っております。
田村 選手を終えて4年目になります。今年からは強化本部のテクニカルディレクターということで、現場責任者として任されています。自分にできることを一生懸命頑張りたいと思います。最終的には選手の評価をすることになると思いますが、今は監督と選手が目の前の試合に取り組めるように、選手の体調やメンタルなどを聞いて調整したり、ゲーム中にはベンチで曺さん(曺 貴裁 監督)の横で「あの選手は何ができて何ができない」とか助言してサポートします。
――元選手、現フロントという立場から見た今年の見どころは?
坂本 営業先でも毎回のように「今年はどう?」と聞かれるのですが、今年はまだ練習も試合も観られてないんですよね……。引退して外から観た一サッカーファンとしては、昨年の湘南のサッカーは非常に面白かったと思います。その点は、営業で回っていても沢山の人に「降格はしたけど試合は面白かった。そういうサッカーを継続していって」と言われます。ですから、今年も継続してやってもらいたいと、営業サイドからはお願いしたい。スポンサー様も継続していただいたところが多いので、そういう意味では現場の力は大きかったんだなと。今年は、より難しいシーズンになると思いますが、そこに関しては雄三の存在が大きく関わってくると思います。
田村 トルコキャンプへ行って印象を受けたのは、一言で言えば「ベルマーレに入ってくる選手の質、レベルは凄く上がったな」ということですね。新加入の選手が俗に言う「即戦力」に達している。誰が、と言うわけではなく、みんなが戦力になると思いますし、全員に期待したい。そしてみなさんが言う「湘南スタイル」というものが、もちろん、過程があって積み上がってきたものなのですが、曺さんが監督になってから、よりスピーディーになってきた、形になってきたのかなと思います。ただ、僕は反さん(反町康治 前監督)時代で終わりでしたので、その点は紘司さん、どうですか?
坂本 やっぱりベテランには応えるサッカーだよね(笑)。今では島村とかね。そういう選手たちも責任感持ってやっているけど、サッカーが若く、速くと、僕たちの時代とは変わってきているので、そういう選手のケアとか「ベテランとしてこういうことを思ってプレーしてたよ」とかのアドバイスは雄三がね、やってくれると思いますし、期待している所です。
田村 紘司さん紘司さん、ベテランっていっても、俺の方が若かったじゃないですか(笑)。まあとにかくスピーディーですね。
――そんなに速いんですね。もし今、ご自分たちがピッチに立ったら?
田村 結構きついっすね。
坂本 まあ出れないし(笑)。2人とも良い時期に辞めた(笑)。
――「元選手」として、当時、辛い時苦しい時にどう乗り越えてきたのでしょうか。今の選手に対し、何かアドバイスや参考になることがあれば教えてください。
坂本 ピッチ上では、雄三が一番僕の気持ちを受け取ってくれたと思います。終盤に1点差とかで勝っている時に、ケツを叩いて「死ぬ気でやれ、この試合稼ぐぞ!」と言うと「分かりました!」ってやる気出してくれるので、それは良い思い出ですね。
田村 1つのモチベーションでした。
坂本 気合いを入れて声を出すと、一番早く応えてくれましたね。
田村 大事なのは「最後まであきらめないこと」じゃないでしょうか。思い出エピソードとしては、2009年の昇格した年、ホーム前日は紘司さんと2人で必ず外食に行ってました。「げんかつぎ」で大磯の「ジョリーパスタ」に。1回行ったら勝ったのでもう1回、と勝ちが続き「違う店に変えて負けたらどうする?」みたいな感じで(笑)。
――今、選手に伝えたいことは。
坂本 「サッカー選手」という期間は短いので今、試合に出ている子たちも辞めたら、その扱いをされないんですね。結果を残せば何かを得られるチャンスがある。それは普通のサラリーマンでは中々できないこと。よく雄三とかにも、ミーティングや円陣組んでいる時に言っていたのが「今日の試合は今日しかない。再試合はないんだからここでやろうぜ」と。
田村 やっぱりサッカーってチームスポーツだし、チームが勝つ為に切磋琢磨して助け合ってやるわけだから、そういう意味では僕たちも歴史を辿っていくと、最後まで頑張る姿勢だったり、ライン際の出るボールを追いかける姿だったり、そういうのを色んな人から学んできてそれを伝えつつ、自分で表現しつつやってきた。最終的には「信じるのは仲間」だし「自分たちのやってきたことを信じるべき」だと思います。
坂本 あとは、何よりも「楽しんでください」ということです。引退したらサッカーはできないし、悩んだり苦しんだりするのもすごい幸せなことだったんだなと思います。うまくいかない時はどん底みたいな、自分が世の中で一番不幸なんじゃないかとかって落ち込んだりするものなんですが、今思うと、自分の好きなことで悩んで、またその悩み、苦しみに向かっていけるっていうのは非常に充実してたんだなと、今すごく思う。だから「あんまり考え過ぎず、楽しめよ」と、自分の好きなことやってるんだから思い切ってやればいいと思います。
――最後に、サポーターのみなさんへ。
坂本 今年は特に、僕がこういう立場でやらせてもらうことで、例えば監督と営業が対等に話せたり、強化部の雄三とキャッチボールができたり、今まで以上に同じ方向を向けているかなと思います。それって試合を観ているだけでは伝わりにくいところですが、スタジアムイベントやサポーターへのおもてなしの気持ちだとか、そういうところも含めてまた何か変わったなと感じてもらえる1年にしていきたいと強く思っています。選手はどんどん深化しているけど、フロントも進化していると。現場もフロントもお互いがお互いを刺激し合っていけるようになれば非常に良いクラブになる。その一端を担えればと思っています。
田村 確実にベルマーレのサッカーは深化しています。皆さんが作った「湘南スタイル」という言葉が一人歩きしているかもしれませんが、それに負けじと本当に選手一人一人が活き活きと、チャレンジする姿勢、ゴールに向かう姿勢、切り替えの早さなど、言葉を体現するように一生懸命日々頑張っています。毎試合、勝つ為に選手は一生懸命戦ってくれると思いますので、その点は本当に期待していただきたいと思います。
湘南ベルマーレの開幕戦は3/2(日)16時キックオフ。ShonanBMWスタジアム平塚でモンテディオ山形と対戦する。
なおこのインタビューの模様の一部は、湘南ケーブルテレビ局(SCN)の湘南チャンネル(CATV002ch)「情報カフェ!湘南館」で、3/3(月)まで放送中(12時~12時30分、19時~19時30分他)。

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