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ニュース |2014.06.06

Shonan BMW スタジアム平塚を改修 国立競技場から座席譲渡受ける

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0606 2面 競技場_2 平塚市は先月30日、国立競技場から座席の無償譲渡を受け、Shonan BMW スタジアム平塚の座席改修を行うことを発表した。国立競技場は1964年の東京オリンピックでもメインスタジアムとして使用された国内最大級の競技場で、サッカーをはじめとするスポーツの主要大会が開催されてきた歴史から「聖地」と称される場所。近年では有名アーティストのコンサートなどで使用されたこともある国立の座席が、平塚にやってくる。
 国立競技場は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた大改修のために先月末で閉鎖。それに伴い同競技場を管理していた独立行政法人日本スポーツ振興センターでは地方公共団体などを対象に同競技場で使用していた備品譲渡の公募を行っていた。近年、座席の劣化が目立っているShonan BMW スタジアム平塚の改修を迫られていた同市ではバックスタンド全席分となる4900席の譲渡の応募をし、30日に希望通りの譲渡決定の連絡を受けた。今回の譲渡では取り外しや運搬などを譲渡先である市の負担で行うものの、座席そのものは無償での譲渡となる。公募には全部で12団体からの申し込みがあり「全ての団体にほぼ希望通りの譲渡ができた」と同センター広報は話している。
 湘南ベルマーレのJリーグ昇格時に設置された現バックスタンド席は、屋根がなく風雨に直接さらされるような構造のため20年以上の歳月の間に座席の退色、割れ、剝離などがみられる状態だった。幸いにも大きなけがなどの報告はないというが、座席内にしみ込んだ雨水などで衣類が濡れるなどの苦情が入ることもあったという。一部使用ができない程に損傷した座席はその都度交換していたが今回の譲渡により総入れ替えが実現する。譲渡される座席は中古品とはいえ新しいもので3年程度の使用と「かなり綺麗な状態」と市の担当者は話す。また、製作したメーカーが現在の座席と同じため、設置のための加工が不要という。新品で行うと1億円以上がかかる改修も、今回の譲渡により改修費用は約1/7となる1,500万円ほどで実現できる。担当課では「厳しい予算状況で実現できなかった改修がタイミングよく実現できる。しかもそれが国立のものというのは大変名誉なことです」と話している。
 改修は今月29日から来月19日にかけてのベルマーレのホームゲームが開催されない期間に行われる予定だ。また、国立の座席や備品の一部は、現在チケットぴあでの一般販売も行われている。
【写真】
左写真 現在の座席。座面は割れ、膝があたる付近はめくれ上がっている
右上写真 設置される国立の座席
右下写真 浅い背もたれがつくタイプも

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