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バニューシネマパラダイス:シーン50『ロマンス』

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『ロマンス』(2015年/日本)
監督・脚本:タナダユキ
出演:大島優子、大倉孝二、西牟田恵 他
8月29日より、TOHOシネマズ海老名ほか全国ロードショー。
大雑把な分け方をすると、アイドルには二つのタイプがある。神格化されたアイドルと、肉体性を備えたアイドルだ。前者は、神々しいまでのカリスマ性で近寄り難い存在であり、後者は自分の隣にいそうでいないちょっとだけ特別な存在だ。AKB48は、後者の「会いにいけるアイドル」をコンセプトに始まったグループだが、いまや神格化された存在になりつつある。大島優子は、かつてはその頂点を究めたアイドルだ。にもかかわらず、彼女にはアイドル時代もいまも不思議と肉体性が備わっている。ライブをやれば普通に汗臭くなるし、物を食べればゲップもする。それを肯定出来るのが彼女の魅力ではないか。彼女が演じる、小田急ロマンスカーのアテンダント・北条鉢子は、大倉孝二演じるいかがわしげな乗客と共に、母親を探すたった一日の箱根観光に向かう。箱根湯本の町を裸足で全力疾走し、「いい日旅立ち」をアカペラで熱唱するあけすけさ。ラブホテルで一夜を明かす時の寝そうで寝ない絶妙なかけあいも、大島の肉体性の賜物だ。 0828 映画
文とイラスト:竹内清人
1968年生まれ。
映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。
現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。 
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