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ヘッドライン |2013.04.19

駆け抜ける、週末レーサーALL BLACKS 長瀬好輝さん

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Weekenderという言葉がある。「週末旅行者」という意味で、言葉通り、週末に旅へ出る人々のことだ。普段生活する世界とは別の世界へ行く人々。普段の生活とは違う別の世界に立つ人々がいる。平塚市在住、長瀬好輝さん(32)の旅先、それは体感速度100km/hを超えるモータースポーツの世界。

多くの人々に愛される代表的モータースポーツであるカート。今年2月、栃木県ツインリンクもてぎで行われた第8回レンタルカートフェスティバルの5時間耐久レースで、平塚のレンタルカート場、F.ドリーム平塚所属のレーシングチームALL BLACKSが、優勝を果たした。レンタルカートレースとは簡単に言うとハウスボールで行われるボーリング大会のようなもの。レンタルカート界では神奈川県勢の活躍が目覚ましく、同大会の表彰台はF.ドリーム平塚勢が独占した。
ALL BLACKS代表・長瀬さんは20歳のころ、当時暮らしていた群馬でカートの世界に足を踏み入れた。「アイルトン・セナが好き」で憧れていたレースの世界。学生の収入でも乗れるカートは格好の趣味となった。長瀬さんが平塚に住み始めたのは1年前。しかし以前から「平塚のカート場はレベルが高いと有名だった」そうで、毎週末群馬から平塚に通っていたという。それだけが理由ではないが川崎、藤沢と徐々に近づいてきてついには平塚に引っ越してくるに至った。「ここまで来たら墓場にします」と宣言。「仕事もカートも本気ですが、プロではなくアマチュア。生活を犠牲にはできない」と現実的な面も。といいつつ、仕事も「実は車関係で…」と笑う。
周囲の人々は長瀬さんをどう見ているか。カート仲間であり、チームのサポートも務めた片瀬利枝さんは「速い、上手い、リーダーシップ、監督としてチームをまとめながら自身も最高峰のレースに出る。パーフェクトです」と言う。そんな言葉に長瀬さんは「ただ、みんなで楽しみたいだけなんです」と謙虚。「我が物顔でレースにでて傲慢に振る舞う人もいました。でもカートってそうじゃない。速い人も遅い人も、ベテランもビギナーも、老若男女誰もが切磋琢磨して楽しめる。だから自分だけじゃなく仲間のためにも、と思う」と。ただ純粋にカートを愛し、ひたむきに向き合ってきた長瀬さん。多くの仲間と出会い、競い合い、生きる世界がある。
週末のサーキットをカートが駆け抜ける、週末レーサーの想いと共に。
【写真1】F.ドリーム平塚を走る長瀬さん
【写真2】表彰台に立つALL BLACKS
【写真3】左から長瀬さん、カート仲間の松並博之さん、片瀬利枝さん、栗山桂一さん

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