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ヘッドライン |2013.05.17

ブレイクダンスで世界の舞台へドイツ大会へ出場 桑原 海夕(みゅう)さん

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 「UK B-Boy Championships」、「Red Bull BC One」と並ぶブレイクダンス世界三大大会の一つ、「Battle Of The Year」。通称BOTY。今年秋、ドイツで行われる同大会の1セクションである「BOTY B-GIRL 2vs2 BATTLE FINAL」に大磯中学校3年生の「MYW」こと桑原 海夕さんが所属するユニット「Kanamyw」が挑む。幼い頃からダンスに親しみ、ダンスと共に成長してきた14歳の少女が今秋、海を渡る。
ブレイクダンスとは1970年代、ニューヨークで生まれたアクロバティックな動きを特徴とするダンスの1つ。元々はギャング同士の抗争を治めるためにダンスバトルを行ったといわれ、社会的に注目を集める大規模な抗争の中でダンスは発展していった。アンダーグラウンドな存在として生まれたブレイクダンスだが、時代の流れの中でストリートカルチャーとして成熟。現在では競技人口も多く、ダンスの1ジャンルとしての地位を確立した。
はじまり
「3歳の頃、体を動かすのが好きで始めたってママは言ってます」というように、物心ついた頃にはすでに桑原さんのそばにダンスがあった。すでに小学校1年生の時には「ダンスで日本一になること」を口にしたという。ブレイクダンスを本格的に始めたのは小学校3年生の頃。時を同じくして現パートナーである「Kanami」と出会い、前身となるユニットを組んだ。小学6年生のときにKanamywを結成。涙を流し、ケガに見舞われ、それでもダンスを続け、大会でも上位に名を残すようになる。しかし日本一の壁は厚かった。
日本一から世界へ
Kanamywは今月4日、大阪で行われたBOTY B-GIRL 2vs2 BATTLEに初出場した。この大会で勝利すれば日本一。予選を勝ち進み決勝にコマを進める。相手は桑原さんも「レッスンを受けたことがある」というプロのダンサー。だが、世界で彼女たちだけにしかできないという技を武器に勝利。遂に夢に見た日本一に手が届いた。同時に史上最年少でBOTY代表という世界への切符を手に入れた。だが世界への道は順風満帆とは言えない。若くして優勝するだけあり、そのポテンシャルは誰もが認めるところ。反面、若く、勢いだけという脆さもある。決勝のジャッジも「このままでは負ける」と評価。本人も「嬉しいけれど、このままじゃダメだと言われると……」と重責に言葉を詰まらせる。
ダンスへの想い
「将来の夢は…ないです。ダンスは続けていたいけど。今はただ世界大会のことしか考えられない」と桑原さん。幼い頃はダンスを辞めようと思ったこともある。日々の練習で友達と遊ぶのも「昼休みぐらい」とほとんどない。しかし誰に強要される訳でもなく、彼女はその道を選んだ。理由は「ダンスが楽しいから」
世界へ向けて彼女は「もっと練習して、連覇を止めないように」と意気込みを話す。幼い日に抱いた淡い想いはダンスへの飽くなき情熱となり、彼女たちを「世界の舞台」へいざなう。

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