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ヘッドライン |2013.06.28

セ・リーグ公式戦7/2開催「平塚戦」を鈴木尚典氏(選手OB)が語る

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 昭和60年の平塚球場開設以降、翌61年から同所で毎年開催されてきたセ・リーグ公式戦(平成10年・22年は雨天中止)。28年目を迎える今年、中畑清監督率いる横浜DeNAベイスターズは7月2日(火)18時から、東京ヤクルトスワローズと対戦する。「平塚戦」を直前に控えた今週号では、現在同球団職員であり、現役時代には「ハマの安打製造機」と呼ばれた、鈴木尚典氏(41)のインタビューをお届けする。
――まず始めに、平塚球場の思い出、エピソード等がありましたら教えてください。
 「高校時代から大会でよく来ていましたので愛着のある球場です。卒業後、横浜大洋ホエールズに入団してからも2、3年はファームでしたので、週に3~4日は通っていました(当時はファームの本拠地だった)。早朝、横須賀の寮からマネージャーの車で球場に先乗りしては、ウェイトトレーニングや特打(とくうち=試合前の打撃練習)をした思い出があります」
――プロ時代に印象に残る「平塚戦」はありますでしょうか。
 「私が4打数4安打を達成した中日ドラゴンズ戦(平成9年6月17日)もそうですが、やはり左のエースだった野村(弘樹)さんが活躍した阪神タイガース戦(平成8年4月23日)ですね。あの時、打線の方では中々点が取れなくて、野村さんが完投して2点に抑え、自ら3ランホームランを打って3-2で勝ったんです。私は活躍していませんが」
――鈴木さんから見る、平塚球場の特徴とはなんでしょうか。
 「比較的両翼が狭く、ホームランが出やすいという錯覚が起きますが、夜になると逆風になるので、意外にホームランが出ない球場だと思います」
――現役選手たちに向け、「平塚戦」の対策を伝えるとしたら。
 「ホームラン自体、狙って打てるものではないので、狙わずに普通に打つこと。そして対策以上に伝えたいことは、『平塚球場は県内のファンが多く見に来てくれる球場であり、もうひとつのホームグラウンドと思って勝ち試合を見せられるように頑張ってもらいたい』ということですね」
――今年のチームの見どころは。
 「去年と比べるとブランコ選手の加入もあり、得点能力は間違いなく高い。点が取れる打線になっています。投手に関しては、これから活躍できる可能性を持った選手が沢山います。三嶋や井納など、将来のエース候補も多くいるので、今後が楽しみです。期待しています」
――最後に、本紙配布地域のファンの方々へメッセージを。
 「やはり野球の醍醐味は点が入るところなので、是非、平塚球場でプロ野球の選手の技術やパワーを体感していただきたいと思います。私も、小さい頃は純粋にノックやキャッチボールを見ているだけで感動しました。県内の子どもたちに野球を通じてスポーツの楽しさを伝えるというのは、私の使命でもあります。少しでも多くの子どもたちに野球の楽しさを知ってもらい、1人でも野球を始める子がいれば、大変嬉しく思います」
鈴木尚典さん プロフィール
 平成2年、横浜高校から横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)にドラフト4位で入団。入団7年目の平成9年、打率.335で首位打者を獲得。翌10年にも打率.337で2年連続となる首位打者を獲得し、38年振りの優勝に貢献。日本シリーズでも最優秀選手賞(MVP)にも輝く。プロ通算1,517試合、1,456安打、146本塁打、700打点、通算打率.303、オールスター4回出場。平成20年引退後はファーム打撃コーチを務めた。平成22年より球団職員として野球教室などで子ども達の指導に従事している。

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